エイプ80ccレストアプロジェクトの記録#13【タイヤ装着と試運転】
こんにちは!ゆーまんです。
HONDAのエイプのレストアです。
今回はベアリングの交換を終えたNSR50用ホイールにタイヤを組み込みます。そして、エイプに取り付け!タイヤを組み込む際の失敗談やエイプに取り付けた後の見た目の違いなど作業の詳細を紹介します。
レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。
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NSR50用ホイールにタイヤ組み込み①【失敗談】
ベアリング打ち込みを終えて、張り切って新品タイヤを組み込みました!ホイールに傷が付かないように慎重にタイヤを組み込んでいましたが、ぜんぜん入らないのでチカラを込めた結果・・・
リムの塗装がボロボロになりました。
最初はリムガードを使って、キズに気を付けながらタイヤレバーで作業をしていたのですが、作業が下手すぎてぜんぜんタイヤが入ってくれません。
このままでは作業が進まないと覚悟を決めて、チカラいっぱいタイヤを組み込みました。無事にタイヤは入ったものの、画像のようにリムがボロボロに・・・
バイクのタイヤには回転方向があります。タイヤ側面に矢印が書いてあり、その方向にタイヤが回転するように組付けます。タイヤをホイールに入れ込んでから気が付くと絶望するので、最初にしっかりと回転方向を確認しておきましょう。
ホイールにタイヤ入ったがリムが傷だらけに
近くで見るとだんだん悲しくなってきますね。致命的なキズは無さそうなのが救いです。
ビードクリームしっかり塗ったんですが、入りが悪かったですね~これは経験値不足ってことですね。次にタイヤを組み込む際はもう少し上手にできるように心がけたいと思います。
タイヤレバーを使ったのは片面だけなので、逆側は無傷です。タイヤにタイラップで絞ってホイールに入れ込むやり方もあるようで、今度試してみたいです。
ビードを上げる前にマスキングして再塗装
悲しいことにガリ傷が付いた面の再塗装しました。
ホイールを塗装した時に少し余らせておいたのが良かったです。タイヤ、エアバルブ、ベアリングに塗料が付かないようにマスキングして、リムを中心にスプレーしました。
再塗装しても塗料の乗りがよく、特に気にすることなくスムーズに塗装が完了しました。塗料の完全硬化(24時間)を待ってから、次の作業に移ります。
NSR50用ホイールにタイヤ組み込み②【位置合わせとビード上げ】
再塗装したリム部分が完全硬化したことを確認してから、マスキングを剥がしてビード上げの準備をします。
新品タイヤには上の画像のように、黄色いマークがあります。ここは「軽点」と呼ばれ、タイヤの一番軽い部分になっています。一般的には、この軽点マークの位置にエアバルブを合わせます。
軽点マークにエアバルブを合わせることで、タイヤのバランスを取っているわけですね。自分でタイヤを組まれる場合は軽点マークに注意してください。
ビード上げでトラブル
エアバルブの位置も合わせ、ビードを上げるぞ!とコンプレッサーを起動したらトラブル発生!
空気入れのエアバルブを押さえる金具が折れました・・・。
これがないと空気を送った際にエアバルブにしっかり空気が入らず、横から漏れてしまいます。これは困りました。コンプレッサーを使っても空気がタイヤに入っていきません。
急遽、アストロプロダクツへ買い出しに行ってきましたよ。すぐに見つかって購入しました。アストロプロダクツは工具が安くて助かります。このコンプレッサー用の空気入れは1,000円ほどで買えました。
無事にビード上げ完了
無事にフロント、リア共にビード上げが完了しました。
実はビード上げでもひと苦労ありまして、リアは空気を入れたらスムーズにビードが上がってくれました。フロントは空気を入れてもビードがなかなか上がらず、3kg入れてもビクともしませんでした。
ホイールをよく見ると、タイヤが付く部分の真ん中がくぼんでいるのですが、そこにガッチリタイヤがハマり込んでまして・・・。さすがに3kg以上の空気を入れるのは怖くなり、空気を抜いたり入れたりしていたら少しずつタイヤが膨らんできているのが分かりました。
真ん中のくぼみからタイヤが抜けて、無事にビードが上がりました。いや~びっくりしました。こんなことあるんですね~
エイプにNSR50用ホイールを組付け
早速、組みあがったホイールをエイプに取り付けていきたいのですが、まだやる作業はあります。
すぐにでも付けたい気持ちをグッと抑えて、ディスクローターの取り付け作業に入りました。
ホイールにディスクローターを取り付け
ホイール塗装前に外しておいたブレーキローターを取り付けます。
専用のボルト3本で取り付けできます。このボルトは新品の状態でネジロック剤が塗布してあります。ボルトは再利用なので、今回はネジロック剤は塗ってません。重要なブレーキパーツなので、心配な方はネジロック剤を用意するか、新品のボルトを使用しましょう。
リアはスプロケットも取り付けます。スプロケはナット3本で取り付け可能。ロックナットになっているので、締め付ける際、少々硬く感じるでしょう。締め付けトルクはサービスマニュアルを参考にしています。
エイプにホイールを取り付ける
ようやくエイプに取り付けができます。前後ホイールを外されて、単管パイプに吊るされているので、地面に着地できるようフロントから取り付けました。
ブレーキキャリパーは後からでも取り付けできるので、とりあえずスピードメーターギヤ、カラーを入れてアクスルシャフトを入れます。車体が持ち上がっていれば特に難しい作業ではありません。
リアはレーシングスタンドを使っているので、そのまま作業します。リアはチェーン、カラー、キャリパーと同時に入れるパーツが多く、少々コツが必要です。
フロント、リア共にアクスルシャフトを入れる際はプラスチックハンマーなどでコンコンと叩いて入れると楽ですよ。もちろん、ホイールやカラーなどの位置をある程度合わせた状態で叩きましょう。
強く叩くとベアリングにダメージが入りますので、チカラの入れすぎ注意です。
組みあがったエイプの試運転
ホイールリフレッシュ前 ホイールリフレッシュ後
どうですか!リフレッシュしたホイールが決まってますよね!
ガンメタの塗装も違和感なく、車体にマッチしています。リフレッシュ前は前後ホイールの色が違ってたので、ずっと気になっていました。
ホイールとタイヤがキレイになって、車体全体が引き締まったような気がしますよね。
ということで、寒くなる前にチェーン調整とブレーキの効きをチェックして試運転に出かけます。
近所をグルっと試運転してきました。タイヤの皮むきが終わってないので、かなりのんびりな速度で。特に問題もなく大丈夫そうです。
問題なくエイプに乗れるように仕上がったので、今回でレストアプロジェクトは完了です。
今後のエイプカスタムについては、都度カスタム記事として更新していきます!
今回購入したパーツと価格
今回の作業をするに伴い購入したパーツの詳細です。
メーカー名 | パーツ名 | 価格 | 購入先 |
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小計 | ー |
エイプ80のレストアプロジェクト累計費用
前回までの累計(25,485円)+今回の費用(0円)=累計25,485円
純正パーツなど価格が変動するので、参考程度としておいてください。
まとめ
約7年間ガレージに放置していたエイプが無事に復活することができました。屋内に保管していたこともあり、サビやダメージが少なく安心しました。今は寒くて乗る機会は少ないですが、暖かくなったらたくさん乗ってあげたいと思います。
- タイヤ組み込みはチカラ任せになってはいけない。
- タイヤには回転方向、軽点マークに注意。
- エアツールのメンテナンスも忘れずに。
- ブレーキローターの取り付けはしっかりと。
- レーシングスタンドは非常に便利。
エイプ80ccのレストアプロジェクトこれにて完了です!応援ありがとうございました!引き続きエイプをカスタムしていきますので、宜しくお願い致します。
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