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エイプ80ccレストアプロジェクトの記録#12【ホイールベアリング取り付け編】

こんにちは!ゆーまんです。

HONDAエイプレストアです。

今回はホイールベアリングの打ち込みを行います。初めて行う作業はいつもドキドキしますよね!果たして上手に組付けることができるのでしょうか?私が実際に作業した際に気を付けたポイントなど伝えながら、作業報告しますよ!

レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。

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NSR50用ホイールにベアリング装着①【準備】

前回、冷凍庫に保管しておいた新品のベアリングを取り付けていきますよ。

なぜ、新品のベアリングを冷凍庫に入れて冷やすのか、ご存じでしょうか?ホイールベアリングに限らず、様々なところに取り付けられているベアリングは、ほとんどが圧入です。

チカラいっぱい叩く、圧入工具を使えばすんなり入るかもしれません。私は素人ですので、ベアリングがすんなり入れられると思っていないので、金属の熱収縮、熱膨張を利用して若干の隙間というか差をつけてベアリングを入れ込もうという作戦です。

ネットで少し調べると熱収縮、熱膨張を利用してのベアリング圧入している方は多くみられますよ。

カジり防止でホイール側にグリスを塗布

ベアリングを取り付ける前にホイールとベアリングが固着しないように、薄くグリスを塗っておきます。

金属と金属が合わさるので、使用するグリスは「スーパーゾイルグリス」です。グランドアクシスのレストア時にも大活躍したお気に入りのグリスです。

少々値段はしますが約1tの圧力でもグリス切れを起こさないとか・・・オイル添加剤での評判がとても良いので、グリスでも「スーパーゾイル」を使っています。

古いベアリングを外した際に、ベアリングが少しサビ付いてて若干の固着を起こしていました。ベアリングは外すことがほぼありませんが、次回外す際は固着しないように塗っておきましょう。

NSR50用ホイールにベアリング装着②【打ち込み】

新品のベアリングを打ち込む前に、ホイールのベアリングが入る部分とその周辺をヒートガンで温めておきましょう。あまり温めすぎると塗装が傷む可能性ありますので、触れる程度までで大丈夫です。

ベアリング打ち込み用の工具(ベアリングインストーラー)を購入しておいたので、それを使って打ち込んでいきます。

NSR50用ホイールの場合、右側から打ち込む

ベアリングを打ち込む時はブレーキローター側(車体右側)から始めます。ホイールの中を覗くと分かりますが、ディスタンスカラーのガイドが付いています。逆の左側には付いてません。

車種によって最初に打ち込む側が違います。サービスマニュアルに記載されている順序で作業しましょう。

熱収縮、熱膨張がしっかりと仕事をしていて、軽く叩くだけでベアリングはトントンと入ってくれます。私も初めての作業でしたので、ベアリング打ち込み1個目はのんびり打ち込みすぎて途中から硬くなってしまいました。

熱収縮と熱膨張の差があるうちに規定の場所までサクッと打ち込みましょう。

右側の打ち込みが終わったので次は左側

ディスタンスカラーの入れ忘れに注意です。すでにベアリングを打ち込んだブレーキローター側にディスタンスカラーのガイドが付いています。

そのまま真っすぐディスタンスカラーを入れればしっかりセンターにくるようになっています。ディスタンスカラーが外れないように注意しながら、新品のベアリングを打ち込んでいきます。

ディスタンスカラーとのクリアランスを確認しながら少しずつ打ち込んでいきます。ディスタンスカラーが軽く動く程度までベアリングを打ち込みましょう。

ベアリングとディスタンスカラーがガッツリ当たってしまうとベアリングが損傷して、最悪の場合、走行中に熱を持ち固着してしまう恐れがあります。

ベアリングとディスタンスカラーが離れすぎていてもダメなんですよね。アクスルを絞め込んだ時にベアリングの内側だけがズレてしまい、ベアリングがスムーズに動かなくなる危険性があります。

ちょうど良いところを見極めるのは難しいので、ショップやプロに作業を任せるのが良いでしょう。私のようにどうしても自分で作業したいという方は、自己責任でチャレンジしてみましょう!

リアホイールのベアリングも打ち込み完了

リア側も同じくブレーキローター側(右側)のベアリングから打ち込みます。フロントを作業したことで、なんとなくやり方が分かり、リアはスムーズにベアリングの打ち込みが完了しました。

リアもフロントと同じくディスタンスカラーには注意が必要です。

NSR50用ホイールのベアリング装着③【ダストシール取り付け】

ベアリングの打ち込みが完了しましたが、そのままではベアリングにゴミが付着してしまいます。走行中の泥や汚れがベアリングを傷めないように、外側にダストシールを付けましょう。

今回ダストシールは全て新品を用意しました。

やはりベアリングが新品なので、ダストシールも新品にしたくなりますよね!純正品番などは、画像を参考にしていただければと思います。

ダストシールはゴム製品です。そのまま取り付けても良いのですが、少しでも長持ちさせるようゴム保護のためラバーグリスを薄く塗布しました。

内側も外側も全部に塗りましたが・・・あってるのかな?気持ち的には、しっかり保護できておりとても良いです。

今回もスーパーゾイルグリスを使っていますが、ベアリングに使用したものと少し違います。こちらは金属とゴムやプラスチック製品との間に塗布するグリスです。使う部品やパーツでしっかり使い分けましょう。

ダストシールは指で押しても入りますが、そこそこチカラが必要なのでベアリングインストーラーを引き続き使い、軽く叩いて入れ込みます。

あまり強く叩くとゴムが切れてしまうのと、グリスを塗ったので叩いた衝撃で飛んでいきそうになりました。スピードメーターギヤのシールは硬かったですが、それ以外はスムーズに取り付けできました。

NSR50用ホイールにエアバルブ取り付け

タイヤを付ける前に、買っておいたエアバルブも取り付けます。空気が入れやすいようにL字タイプを購入しました。

安いノーブランド品もありましたが、ダンロップ製をリーズナブルだったため、有名ブランドのダンロップ製をチョイスしました。なんとなく安心な気がしますよね。ブランド力って大事だと思います。

私はいつもシリコンスプレーをエアバルブ、ホイールに吹いてから作業します。

手である程度入れてから、大き目のプラスドライバーを使い、ホイールを抱え込んでブライバーを押し込みます。少しずつエアバルブが入っていき、スポッと止まったら取り付け完了です。

念のためエアバルブにシリコンスプレーをもう一度塗布しておくと良いでしょう。シリコンスプレーはゴム部を保護してくれるので。

L字の向きを整えれば、タイヤを取り付ける準備が完了です。

今回チョイスしたタイヤは、コチラ!

ダンロップOEMの「DURO」です。

街乗りがメインとなるので、ハイグリップは必要ないと感じました。でも、そこそこのグリップは欲しいな~と思ったのと、タイヤパターンが格好いいという理由です。評判も悪くないようですね。

エイプの純正タイヤサイズは、前後とも120/80-12ですが私のエイプはNSR50前期ホイールを組んでいますのでフロント100/90-12、リア120/80-12です。フロントが少し細いですね。

どんな感じなのか今から楽しみです。

今回購入したパーツと価格

今回の作業をするに伴い購入したパーツの詳細です。

メーカー名 パーツ名 価格 購入先
DURO DM-1107A前後セット 9,460円 ヤフオク
DUNLOP エアバルブL字×2本 519円 モノタロウ
小計 9,979円

エイプ80のレストアプロジェクト累計費用

前回までの累計(15,506円)+今回の費用(9,979円)=累計25,485円

純正パーツなど価格が変動するので、参考程度としておいてください。

まとめ

初めてホイールのベアリングを取り付けしましたが、意外と簡単にできました。金属の特性である熱膨張や熱収縮を上手く使えたのが良かったと感じます。あまりホイールベアリングを交換する機会はありませんが、他の車両でもぜひ交換してみたくなりますね。

  • 新品ベアリングは冷凍庫に入れて冷やしておこう。
  • 取り付けるホイールはヒートガンなどで温めよう。
  • カジリ防止にグリス塗布を忘れずに。
  • グリスは金属同士、ゴム用と使い分けよう。
  • エアバルブはシリコンスプレーやビードクリームで保護しよう。

次回はタイヤ組み込みと試運転です。

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