エイプ80ccレストアプロジェクトの記録#11【ホイールベアリング外し編】
こんにちは!ゆーまんです。
HONDAのエイプのレストアです。
今回はエイプに付けているNSR50ホイールのリフレッシュ第2弾です!初めて手を付けるホイールベアリングは上手く外せるでしょうか?専用工具の使い心地はどうなんだろう?早速、作業していきましょう!
レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。
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エイプ80ccのホイールベアリング外し①【ダストシール外し】
先日、塗装を終えたホイールです。数日間置きっぱなしだったので、しっかりと塗装が乾いてますね。1日乾燥させておけば十分なのですが、作業時間がなかなか取れず、数日放置になりました。
色ムラもなくキレイに塗装できました。マスキングした部分をゆっくりと剥がしていきましょう。
しっかり乾燥させたので平気ですが、たまにマスキングを剥がした際に塗装も一緒に剥がれてしまうことがあります。そうなってしまうと、せっかく塗装したのにやり直しになるので注意しましょう。
ベアリングの上にあるゴムシールがダストシールです。ベアリングにゴミが入らないようにするためのものですね。見た感じそんなに劣化していませんが新品に交換します。
ダストシールは過酷な状況に晒されるため、再利用せず新品を使いましょう。
サーキットでレースをやっている方はダストシールが抵抗となるらしく、付けていないことがあるようです。こういう細かいところでタイムを縮めているんですね!すごい!
一般道で使用する場合はダストシールは必要です。走る環境にもよりますが砂埃や雨に泥などベアリングにダメージを与えるようなものは防ぎましょう。
ベアリング同様にダストシールも圧入されていますが、ゴムなので簡単に取れます。大き目のマイナスドライバーを使い、テコの原理で持ち上げます。
ダストシールを取ると、ホイールベアリング本体が見えます。これは圧入されているので、簡単には取れません。固着している可能性もあるので、浸透潤滑剤を吹いておきます。
エイプ80ccのホイールベアリング外し②【専用工具を使用】
今回はベアリングを外す専用工具を使用しました。ディスタンスカラーをズラシてマイナスドライバーでガンガン叩いたのですがベアリングが一向に取れる気配がないため、素直に専用工具を購入しました。
モノタロウオリジナルブランドの専用工具を購入しましたが、そこそこ高価ですね・・・。しかし、これがないと外れないので仕方ないです。これである程度のバイクのホイールベアリングは外せるのではないでしょうか。
まぁ・・・ホイールベアリングなんて交換する機会がほとんどありませんが・・・。
使い方は簡単!ベアリングの内側のサイズにあるブラケットを用意して、はめ込みます。上側のボルトを締め付けると、中が広がりしっかりとベアリングを固定します。
後はプーラー本体を取り付けて、少しずつボルトを締め込み、ベアリングを持ち上げていきます。取り付け方法は説明書を良く読みましょう!(本体をセットした画像がなくて申し訳ない・・・。)
少しずつボルトを締め込み、ベアリングに負荷がかかったら、締め込んでいるボルトが凄く硬くなりました。でも、説明書通りにセットしたので間違ってないはず!と思い、チカラを込めて締め込むと・・・
バキッ!!
あ・・・もしかして、折れた・・・??
もう工具壊しちゃった・・・??
プーラーや締め込みボルト、ベアリングなど確認しても特に折れた様子はありません。締め込みボルトが軽くなったので、引き続き回すとベアリングが少しずつ持ち上がってきました。どうやらベアリングとホイールが固着していたようです。
浸透潤滑剤を吹いておいたのに・・・。
ということで、ホイールベアリングが外れました。よく見るとベアリングの裏の外周が黒く変色していますね。裏から見ると良く分かりますね。センターの工具が広がってベアリングの内側から支えています。
ホイール側を覗くとベアリングが乗っかる部分に赤茶色のサビがありました。あの部分が固着していたのでしょう。センターにあるディスタンスカラーもサビがなくキレイです。
ホイールの逆側のベアリングも外しました。2度目は要領を覚えているので、サクサク作業です。こちらは固着しておらず、スムーズにベアリングが持ち上がりましたよ!ディスク側はディスタンスカラーのガイドがあり、内側の穴が少し狭くなっています。
サビもなくとてもキレイです。
エイプ80ccのホイールベアリング外し③【洗浄】
同じ要領でフロント側のベアリングも外し、ホイール、ディスタンスカラーを洗浄しました。フロント側は少し水が浸入していたようで、ディスタンスカラーの端がサビていました。
デコボコしていたので、ペーパーで磨きました。あまり磨きすぎるとバランスが崩れそうなので、そこそこに。
ベアリングが入っていたところは、フロント、リア共にとてもキレイでした。サビサビだったらどうしようと思ってましたが、安心しましたね。これで新しいベアリングを打ち込むことができそうです。
こちらがディスタンスカラーです。短い方がフロント、長い方がリアです。フロント側は少しサビていたので、磨いております。
外したベアリングとベアリングを外したNSR50ホイール。
リアのベアリングは異音なくスムーズでまだ使えそうですが、フロント側はダメでした。指で回してもゴリゴリという感触が手に伝わってきます。
作業台に乗せて、ベアリング外しをやりましたが、この作業は2人いた方が楽かもしれませんね。工具を回す際にホイールも同時に回ってしまうので、タイヤが付いていれば1人でも作業できそうですね。
エイプ80ccのホイールベアリング外し④【取り付け準備】
次回のベアリング取り付けの準備として、新しいベアリングを冷凍庫に入れて冷やしておきます。金属の熱膨張を利用して、ホイールに取り付けようという作戦です。
色んな方がこの方法を取って作業されているので、一般的なのかもしれませんね。
何故か外したホイールベアリングが気に入ったので、部屋に飾ってみました。もちろんパーツクリーナーでキレイに洗浄してきましたよ!
フロント側のゴリゴリしたベアリングとリア側のスムーズなベアリングの差を手で指で感じて楽しんでおります。理由は分かりませんが回したくなるんですよね~ハンドスピナーなどと同じ原理なのでしょうか。
今回購入したパーツと価格
今回の作業をするに伴い購入したパーツの詳細です。
メーカー名 | パーツ名 | 価格 | 購入先 |
ホンダ純正 | ホイールベアリング(6201LLU)×3 | 1,350円 | 2輪館 |
ホンダ純正 | ホイールベアリング(6301LLU) | 650円 | 2輪館 |
ホンダ純正 | ダストシール×2 | 500円 | 2輪館 |
ホンダ純正 | リアスプロケ側ダストシール | 350円 | 2輪館 |
ホンダ純正 | メーターギヤダストシール | 450円 | 2輪館 |
小計 | 3,300円 |
エイプ80のレストアプロジェクト累計費用
前回までの累計(12,206円)+今回の費用(3,300円)=累計15,506円
純正パーツなど価格が変動するので、参考程度としておいてください。
まとめ
当初はベアリングは叩けば簡単に外れるだろうと思っていました。ところがサビで固着していると叩いても叩いてもビクともしません。専用工具は素晴らしい道具なんだと感じた作業でしたね。やってダメだったら素直に専用工具なんだと思います。
- ダストシールの取り外しは簡単。
- 固着していたら叩いてもダメ。
- 専用工具は素晴らしい。
- 外したベアリングは何故か指で回したくなる。
次回はホイールベアリング、ダストシールの取り付けにチャレンジします。
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