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初期型グランドアクシスのレストア記録#20【外装塗装編1】

こんにちは!ゆーまんです。

YAMAHAグランドアクシスレストアです。

今回はいよいよ外装に取り掛かります。エンジンなどの機関はほぼレストアが完了しましたので、あとは見た目と電装系だけですね。塗装に関しては時間が掛かりそうなので、少しずつ手を入れて、間に別の作業も盛り込んでいこうと思っています。

レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。

ひとつ前の記事はコチラ「初期型グランドアクシスのレストア記録#19【インナーカウル取り付け編】

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【初期型グランドアクシス】塗装前の下地処理

購入した台湾製の新品外装ですがシルバーに塗装されています。そのまま取り付けても良かったのですが、普通にシルバーで乗るのは面白くないと感じ、塗装することを決意しました。

どうせ塗るなら新車販売時に無いカラーにします。でも、ヤマハを感じられるカラー・・・

もうひとつしかないですね!ヤマハのレース車両などに使われる「インターカラー」を採用します。要はイエローです。もちろんストロボステッカーも付けちゃいますよ!

キレイに塗装されている新品の状態で塗装しても塗料が弾いてしまい上手く塗れません。そこで、足付けという作業をしていきます。カラー塗料が乗るように土台を作る感じです。

今回チョイスしたのは、耐水ペーパー600番です。荒すぎず、細かすぎずがベストです。荒すぎると塗装を乗せた時にペーパー傷が目立ちます。逆に細かすぎると塗料が上手く乗りません。

その間を取って600番にしましたが、これは個々で違うと思いますので自分の好みの番手で足付けすると良いでしょう。

塗装の下地処理である足付けが完了

全てのカウルにサンドペーパーを入れました。磨き残しが無いようにしっかりと磨きましょう。取り付けボルト穴や形状が複雑な部分は特に注意が必要です。

もし、磨き残しがあった場合は塗料が弾いて、その部分だけキレイに塗ることができません。他の部分と差が出てしまい、ムラの原因にもなります。

水で濡らしてみて、弾くようなら研磨が足りません。水が弾かなくなるまで磨きましょう。

塗装はちょっとした油断がイノチ取りになりますので、面倒でも慎重に作業しましょう。

上記の画像は、磨いた粉が大量に付着しています。この状態では、作業できませんので各パーツごとにキレイに水で洗いましょう。その際に磨き残しを確認すると良いですね!

今回、私が購入したグランドアクシスの外装一式セットはこちらです。

【初期型グランドアクシス】塗装の前のひと手間

さて、研磨して足付けをした状態までできましたが、このままではまだ色を塗ることはできません。塗装面についているゴミ、水、油を除去する必要があります。

私が取った方法は、研磨時の削りカスとゴミを水でキレイに洗い流し、しっかりと拭き取りします。足付けした研磨キズに水分が入っている場合がありますので、1日ほど乾燥させました。

乾いたことを確認したら、次は油分を除去します。私はパーツクリーナーを使いましたが、シリコンオフがあると良いでしょう。表面全体の油分を拭き取るようにキレイにします。表面にパーツクリーナーやシリコンオフが残っていてもダメなので、少し乾燥させても良いですね。

手の油分も危険なので、手袋をしておくと良いです。ここまでキッチリやって色を塗る準備ができました。

【初期型グランドアクシス】準備が整ったので塗装開始

早速、色を塗っていきましょう。今回、使用する塗料はアクリルラッカーです。モノタロウ製で「高機能ラッカースプレー」という名称で販売されています。選んだ理由は安価だからです!しっかり色が出ることを期待して!

安価な塗料を使うので、定着が少し心配になり、今回はプライマーも使用します。無色透明タイプを使いましたが、プラサフでも良いでしょう。プライマー塗布後10分~20分ぐらい乾燥させてから色を乗せますよ。

まずは塗料の乗り具合を図るため、パラパラっと軽く色を乗せる感じで塗料を吹きます。画像では結構ガッツリ色を乗せているように見えますが、物凄く薄く塗っています。

この段階で塗料の弾きなど不具合が無いか確認しておきましょう。問題なければ10分ほど乾燥させます。もし塗料が弾いてしまった場合、しっかり乾燥させたのち、問題のある部分だけサンドペーパーからやり直しです。

面倒でもしっかりやり直すことで、仕上がりが良くなりますよ!

【初期型グランドアクシス】塗料を重ねていく

全てのカウルを重ね塗りしたかったのですが、この日はあまり時間が取れず、フェンダーだけ色を重ねました。他のカウルは、ガレージの邪魔にならない場所へ移し、そのまま乾燥と保管です。

フェンダーだけ3回塗料を重ねました。徐々に色が濃くなってきたのが分かりますね。

イエローという色の特徴かもしれませんが、下地の色を隠すチカラ、隠ぺい力というのでしょうか、それが少なく下地のシルバーがなかなか消えません。

塗料のチカラが弱いのか、色のチカラが弱いのか分かりませんが・・・これはだいぶ重ねないとしっかりと色が出ないと感じました。画像だと割とキレイに塗れているように見えるが、光にあてると色にムラがあるのが分かります。

下地の色をホワイトにした方がイエローが明るくキレイに出るような気がしますね。色々と勉強になりました。

アップで見てみると・・・だいぶホコリが乗ってますね・・・そして、色のムラがありますね・・・

うーん・・・塗装って難しいですね。塗装ブースがあれば良いですが、さすがに無いので・・・ホコリをツメで取ろうとすると塗装も取れてしまうので、このまま塗料が定着するまで乾燥させます。後に塗装面の凹凸を無くす「研ぎ」でホコリを落とします。

塗装は焦ってはいけません。少しずつ慎重に確実に進めていきます。色を塗りすぎると塗料が垂れたり、定着する前に触ってしまうと手垢や指紋が残ります。他にも作業はありますので、じっくり進めていきます。

今回購入したパーツと価格

今回の作業をするに伴い購入したパーツの詳細です。

メーカー名 パーツ名 価格 購入先
モノタロウ 高機能ラッカースプレー黄×5本 1,865円 モノタロウ
モノタロウ 万能プライマー 934円 モノタロウ
モノタロウ 耐水ペーパー600番5枚入り 127円 モノタロウ
小計 2,926円

グランドアクシスのレストア累計費用

前回までの累計(69,824円)+今回の費用(2,926円)=累計72,750円

純正パーツなど価格が変動するので、参考程度としておいてください。

まとめ

塗装は自分でやってみて改めて難しいなと感じました。安価な塗料を使っているので仕方ないですね。今まで色々と塗装をしてきましたが、プライマーを使うのは初めてですね。完成後にどれぐらいの耐久性があるのか気になるところです。

  • 塗装面の足付け作業は十分すぎるほどしっかりと行う。
  • 塗料が弾く原因を無くす。
  • プライマーはムラなく薄く全体に塗ろう。
  • 色入れ1発目はパラパラっと薄く乗せる感じで確認を。

次回は塗装の続きとグリップ交換です。

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