※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

友人所有エイプのカスタム作業をお手伝い#2【ボアアップ編】

こんにちは!ゆーまんです。

友人所有のHONDAエイプカスタム作業をお手伝いしました。

今回で2回目となる友人所有エイプカスタム作業!続いてはエンジンボアアップです。私のエイプも自分でボアアップしましたが、作業したのは数年前・・・まだ覚えているのか?そんな不安の中、友人エイプのエンジンを下すのであった・・・。

レストア作業は素人が行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。

ひとつ前の記事はコチラ↓

スポンサーリンク

友人エイプのカスタム①【エンジンを下す】

作業始める前に作業項目を整理しておきます。

  • エンジンのボアアップ作業
  • オイルポンプ交換
  • キャブ交換
  • 前後スプロケ交換
  • チェーン交換

まずはエンジンを下ろしたいので、邪魔になるパーツを外していきます。

オイルを抜くために邪魔になるマフラーから外しました。ドレンボルトの下にマフラーが通ってるので、オイルを抜くとマフラーに廃油が掛かってしまいます。

マフラーが外れたら、ドレンボルトを抜いてオイルを抜きます。オイルを抜いている間に他のパーツをどんどん外していきます。

パーツを外していくのは簡単ですね。上の画像の状態まで1時間かかりませんでした。サクッとたくさんのパーツが外れ、バイクの形ではなくなりましたね。

純正エアクリーナーBOXはそのまま使います。中のフィルターはデイトナ製ターボフィルターの交換済みです。車体側はこのままにしておき、エンジン側をバラシていきましょう。

友人エイプのカスタム②【エンジン腰上をバラす】

エンジンスタンドに乗せて、腰上の分解スタートです。エンジンが小さいので、スタンドごと作業台に乗せて作業していきます。

ボアアップ作業で時間かかるのは、組付けの方なので分解はどんどん進めていきます。

クラッチカバーに付いているパーツの仕組みをじっくり観察している友人Mさん。

エンジンヘッドを外す前に、ピストンの位置やバルブの位置を合わせるため「上死点」と呼ばれる位置に合わせます。色々なページで紹介されてますが、フライホイールの「T」マークをエンジン側の印の位置に合わせた時、画像の〇マークが上にきている状態のことです。

フライホイールの画像を撮り忘れたので、もっと詳しく知りたい方は調べてみてください。

ピストンやバルブなど組付ける時に基準となる位置のようですね。

エンジンをボアアップするにあたって、参考にした資料です。サービスマニュアルはもちろん必須ですが、他の2種の雑誌もなかなか詳しく記載されているので、持ってきました。

10年ぐらい前のものだと思いますが・・・。私が自分でボアアップした時も同じ資料を熟読して作業しました。ボアアップ手順が画像付きで紹介されているので、とても分かりやすいですよ。

画像にはありませんが、友人がキタコから販売されている「虎の巻 縦型エンジン・腰上編」も用意してくれました。

なんだかんだ作業は進みまして、カムホルダー、ヘッド、シリンダー、ピストンが外れました。ノックピンは無くしやすい+エンジンの中に落としやすいので、十分注意して扱いましょう。

ノックピンやカムホルダーなどキレイに洗浄しても良いですが、洗浄した後はオイルを薄く塗っておきます。短時間でサビないと思いますが念のためです。

ここで使わないパーツは、シリンダー、ピストン、カムシャフトですね。ごちゃまぜにならないよう分けておくことをおすすめします。

友人エイプのカスタム③【オイルポンプ交換】

オイルポンプを交換するために、エンジン右側のクラッチカバーを外しました。クラッチカバーのボルトも場所によって長さが違ったりするので、外したボルトの場所は忘れないようにダンボールに刺しておきましょう。

ガスケットがバッチリ張り付いております・・・。エンジン側、カバー側ともに古いガスケットはキレイに取り外しましょう。オイル漏れやオイル滲みの原因となります。

画像はクラッチカバー側をうっかり触って外してしまい、元の状態に一生懸命戻している友人Mさん。

友人エイプのカスタム④【クラッチ交換】

私がガスケットと戦っている間に友人Mさんが強化クラッチを組んでおりました。クラッチ本体は純正でも大丈夫なのですが、エイプの特徴のひとつとして、少し乗らない期間があるとクラッチが張り付きます。それを嫌って今回は強化クラッチへ交換となりました。

画像の左・強化クラッチ板と強化スプリング。右・純正クラッチ板とスプリング。

強化スプリングが純正より少し長い為、純正の取り付けボルトが届きません。どこかで見た知識を使って、同じピッチの長いボルトを2本用意して、その長いボルト2本で強化スプリング2本を対角線上に止めます。

スプリングが縮んだところに、空いている2本に純正ボルトを入れて取り付けます。長いボルト2本を抜いて、純正ボルトに交換すれば完成です。

画像がないので分かりにくいと思いますが・・・そんな感じで取り付けました。手がオイルでベタベタなので撮影ができなかった・・・。

今回取り付けた強化クラッチはコチラ↓

友人エイプのカスタム⑤【バルブスプリング交換】

引き続き私はガスケットと戦っている間に友人Mさんがバルブスプリングを交換していました。バルブスプリング・コンプレッサーという専用工具を使い、純正バルブスプリングからデイトナのボアアップキットに付属していた強化バルブスプリングに交換です。

私は作業工程を見ていないので、詳しくは書けませんが友人Mさんは・・・

「コッタピンが~コッタピンが~」とつぶやいておりました。

取り外し、取り付け時のコッタピンがとても厄介だったようです。

友人エイプのカスタム⑥【エンジン腰上の組み上げ】

色々と組みあがってきたので、エンジン本体の方を組み上げていきます。

左の画像はガスケット取り除く前に交換した強化オイルポンプです。もちろんエンジン本体側のオリフィス穴の拡大は完了済みです。結構削りカスが出るので、シリンダーは外れている状態で加工した方が良いでしょう。

穴がしっかり広がったかどうかの確認もシリンダー側から見えるので!

今回取り付けた強化オイルポンプはコチラ↓ エイプ50・100ともに使えますよ~

ボアアップのメインディッシュであるピストンの取り付けです。

左・純正50ccピストン、右・デイトナ80ccピストン

並べてみるとだいぶ大きさが違いますね!排気量が1.5倍ぐらいになるので、当たり前っちゃあ当たり前ですが。

コンロッドにピストンを付ける前に、ピストンクリップを片側だけ入れておきます。これが入れづらかった・・・。オイルをべっとり塗って、ピストンリングを順番に入れていきます。向きや角度、順番があるので説明書をしっかり読みましょう~

ピストンリング入れ終わったら、コンロッドにピストン取り付けて、ピストンピンとピストンクリップで固定します。ガスケット敷いて、シリンダーをドッキング!ピストンリングが引っかかってなかなか入りませんが焦らずゆっくり入れましょう。

オイルはべっとり塗っておくと安心です。

ピストン、シリンダーを取り付けたら、次はヘッドを乗せます。ガスケットの入れ忘れに注意です。

ボアアップキットに付属していたハイカムシャフトにオイルをたっぷりと付けてヘッドに乗せます。そのままカムホルダーを乗せて仮止め。前後向きがあるようなので、乗せる際に注意です!

カムシャフトの下にオイルを貯めておくスポットがあるので、そこにオイルをたっぷり注いでおきましょう。

友人エイプのカスタム⑦【前後スプロケ・チェーン交換】

ボアアップをしてエンジンの出力が大きくなるので、前後スプロケットの丁数を変更します。あまりハイ側に振っても街中が乗りにくくなってしまいますよね・・・。

今回はフロント14→15丁、リア46→35丁に変更しました。

これなら街中でも扱いやすいでしょう。実際に私のエイプも同じ丁数です。

スプロケの丁数変更に伴い、チェーンの長さも変更します。友人Mさんがお気に入りのゴールドチェーンを採用です。

実際にエイプに装着する際は3コマ?4コマ?ほど長かったので、グラインダーで切ってました。本当ならチェーンカッターがあればいいのですけどね・・・。クリップ式なので、調整が簡単で良いです。

友人エイプのカスタム⑧【色々と車体へ組付け】

なんだかんだでエンジンから車体まで組みあがりました。手がオイルでベタベタだったので画像が少なくて分かりづらいかと思います。

エンジンを掛ける際は本当ドキドキします。ちゃんと組めているのか、ボルトやナットの締め忘れはないかなどなど・・・。

緊張のキックも数回でエンジンが掛かり、ホッと一息。

セッティングはしっかり出ていないものの、普通に走れるレベルなので大丈夫そうですね。念のため慣らしをしてもらいます。

今回パーツ交換して余った純正部品です。エンジンを開けないと見えないパーツは珍しさも感じますね。とりあえずこのパーツ達は廃棄予定ですが、キャブとかは需要あるのかな?

おまけ

そのまま破棄するのが勿体なく感じ、エイプ純正のカムシャフトだけキレイに掃除して部屋のオブジェにしました。前回のホイールベアリングと同じ場所に展示です。

エンジンの部品とかパーツって飾るとカッコいいと思いませんか?私は結構好きで、使い古したプラグをキーホルダーにしたり、6mmのメガネレンチもキーホルダーにしたりしましたね。

難点は重いことですね・・・。プラグキーホルダーは本当重いです(笑)

これ飾るとカッコいいですよ!とかあればぜひ教えてください。

セッティング詳細

今回の作業で行ったセッティングの詳細を載せておきます。

  • キャブレター(PC20) → MJ95、SJ38、JN下から2段目、PS1と1/2回転戻し
  • バルブクリアランス → 0.08~0.1の間
  • スプロケ → フロント15丁、リア35丁

今回使用したパーツ

今回の作業をするに伴い使用したパーツの詳細です。

メーカー名 パーツ名
DAYTONA エイプ50用ハイパーボアキット
DAYTONA エイプ50用FCC強化クラッチキット
DAYTONA メガオイルポンプ
KITACO ドリブンスプロケット35丁
KITACO ドライブスプロケット15丁
D.I.D 420スタンダードゴールドチェーン110リンク

まとめ

久しぶりにエンジンの分解から組み上げまでやりましたが、やはり楽しいですね!1人で黙々とやるのも良いですが、友人とあーだこーだ言いながらバイクいじるのは最高な時間だと感じます。無事に組みあがった時の感動はとても良いですよね!最後に簡単に内容をまとめておきます。

  • 色々とバラすのは簡単。
  • クラッチ側のカバー裏のパーツ触らない方が良い。
  • 上死点をしっかり合わせよう。
  • 取説や解説書、サービスマニュアルは複数あれば参考になる。
  • エンジン触るならトルクレンチは必須アイテム!必ずトルク管理しよう。
  • ピストンピンクリップを飛ばして無くさないように。
  • 無事にエンジン掛かると感動する。
  • 各部点検はしっかり行う。

次回は電気系統のカスタムを行う予定です。スイッチBOXやヘッドライトなど。お楽しみに!

スポンサーリンク