初期型グランドアクシスのレストア記録#7【オイルライン点検編】
こんにちは!ゆーまんです。
YAMAHAのグランドアクシスのレストアです。
今回は車体の下がオイルでベットリになっている原因が探します。オイルラインが怪しいですが、オイルタンクが経年劣化で割れていたら大変ですよね。エンジンなど熱を持つ部分にオイルが付着するのは危ないので、しっかりと点検していきましょう。
レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。
ひとつ前の記事はコチラ「初期型グランドアクシスのレストア記録#6【タイヤ組み込み編】」
【初期型グランドアクシス】オイルラインの目視点検
冷却ファンのカバーを外そう
少し前に車体の下回りを点検した際に、黒く汚れたオイルがベッタリと付いていました。グランドアクシスはエンジンの上にオイルタンクがあるレイアウトなので、オイルを入れる際にこぼしてしまうと、エンジンの方へ流れてしまい下回りまでオイルで汚れます。
そんな毎回毎回オイルをこぼしていると勿体ないし、熱を持つ部分なので危険です。最悪の場合、燃えるかもしれませんからね・・・
これは原因を追究して、修理しておかないと安心して乗れないと考えました。
パッと見ただけでは原因がハッキリしないので、一度オイルタンクからオイルライン、オイルポンプ、キャブまでのラインを分解し、点検します。
ということで、冷却ファンがあるマフラー側のカバーを外していきましょう。
冷却ファンのカバーはボルト3本とツメで止まっているので、簡単に外せます。ボルトは熱が掛かっているので固着している可能性あります!ナメないように慎重に外しましょう~
オイルタンクからオイルポンプまでのホースを確認
カバーを外すとシリンダーが見えます。シリンダーにもオイルが付着しているのが分かりますね。上の画像の左下に見えるワイヤーが繋がってる部分がオイルポンプです。
グランドアクシスの初期型(SB01J)はアクセルワイヤー連動でオイルポンプの吐出量を調整しています。
そして、シリンダーのカバーにオイルタンクからのホースが通っています。ホースも酷く汚れていますね。このホース触るとカチカチです。経年劣化で硬くなっているようです。
とりあえず、オイルベットリな汚れを落とすところから始めたいが、色々と邪魔なパーツがあるので外していきましょう。
冷却ファンはボルト3本で止まっています。固着してる可能性あるのでネジがナメないように気を付けましょう。
【初期型グランドアクシス】フライホイールが外せない
順調にパーツを外していましたが・・・
フライホイールが外せないことに気が付きました。
フライホイールプーラーが無い・・・工具を作ればと思いましたが、そんな技術はありません・・・
オイルホースが繋がっている箇所はフライホイールを外さないとアクセスができません。無理やり外せそうですが、オイルが漏れてさらに汚れそうなので止めました。
フライホイールがっ!!と嘆いていたら、いつも手伝ってくれる友人がフライホイールプーラーを持っているとのこと!予定が合った時に持ってきてくれるようです!助かった~
とりあえず今回のところは諦めて他の作業をすることにします。
【初期型グランドアクシス】オイルを抜いてオイルタンクを外す
入っているオイルを抜く
オイルタンクを外すには入っているオイルを抜く必要があります。
オイルの再利用も考えましたが、数年放置した劣化したオイルということを考えるとエンジンに良くなさそうなので、全交換することにしました。
オイルタンク→オイルポンプのホースと、オイルポンプ→キャブのホースを2本交換する予定なので、ホース途中から切ってオイルを抜きました。
青いオイルが入っていたので、おそらくヤマハ純正オイルでしょう。劣化しているか目視では判断できないので、勿体ないですが廃棄します。
オイルタンクを外す
オイルタンクのオイル注入口のフタが劣化してボロボロになっていたので、純正部品を注文しました。ゴム製品なので、劣化するとユルユルになりオイルが漏れてしまう可能性もありますからね!
オイルタンクにヒビや割れが無いか外して点検をします。
外すボルトはオイルタンク上部に1本、リヤにグロメットでフレームにハマっています。ここのグロメットも劣化しており、半分に割れてしまったので純正部品を注文。
オイル量センサーの配線カプラーも忘れずに外しておきましょう。
ようやくオイルタンクが外れました。それにしても汚い・・・パーツクリーナーで洗浄しながら、ヒビや割れを確認します。
画像の手前にあるバネのようなモノはホースに取り付けるプロテクター?のようなものです。これは洗浄して再利用します。
オイルタンクに損傷は見つかりませんでした。ネジ取り付け部に割れがありましたが、タンク内には影響ないので、再利用可能ですね。良かった!
オイルでベットリ汚れていた原因はホースの劣化だった
下回りやエンジン回りがオイルでベットリの原因は、オイルタンクからオイルポンプへのホースが原因だったようです。
カチカチに劣化しており、オイルタンクと繋がっている部分にヒビ割れがありました。そこから少しずつ滲んで、ホースを伝って、エンジンやマフラー、下回りまで汚れたようです。
新品のホースが届くまで、このまま保管です。
ついでにエンジンカバーも外して洗浄
折角オイルタンクをキレイにしたのだから、エンジンカバーもキレイに洗浄することにしました。
エアクリーナーBOXを外さなくても、エンジン側から外すことができます。プラグコードがカバーを通っているので、一度プラグキャップを抜いてからカバーを外します。
駆動系ケースにもピンで止まっています。刺さっているだけなので、引っ張れば抜けますよ。このカバーの汚れが酷かったです。パーツクリーナーを使い、使い捨てのペーパータオルでベッタリのオイルを拭き取りました。
【初期型グランドアクシス】インナーカウルを試し塗り
パーツが届かない、工具が無いということで、これ以上の作業ができません。
そこで、先日購入しておいた「樹脂パーツ専用」の塗料を試し塗りしてみました。
今回使う塗料は「DAITONA 樹脂ブラック」という塗料です。
原付などの樹脂製のカウルは経年劣化で白くなってしまいますよね。その白化したパーツを元の新車時のような色で塗ってしまおうというモノです。ネットで検索かけてみると結構良い評判です。塗装にはあまり自信はないですが、チャレンジしました!
とても塗りやすいスプレーですね!
スプレーの塗料が細かく噴霧され、薄く塗ることができます。私はスプレーの特徴を掴む前に厚く塗ってしまい、インナーカウルの模様が消えてしまいました・・・
色はインナーカウルにぴったりで、新車の時のような黒さに戻りました。他の樹脂パーツも塗りたいですが、今回は試し塗りということでメーターカウルだけです。
今回購入したパーツと価格
今回の作業をするに伴い購入したパーツの詳細です。
メーカー名 | パーツ名 | 価格 | 購入先 |
DAITONA | 樹脂ブラック | 2,299円 | モノタロウ |
小計 | 2,299円 |
グランドアクシスのレストア累計費用
前回までの累計(8,687円)+今回の費用(2,299円)=累計10,986円
純正パーツなど価格が変動するので、参考程度としておいてください。
まとめ
下回りのオイルベッタリ汚れは、予想通りオイルラインからのオイル漏れでしたね。全部キレイにしたいですが、フライホイールプーラーが無いという失態・・・また工具が手に入ったら作業進めていきたいと思います。
- 冷却ファンカバー、冷却ファンは簡単に外せる。
- フライホイールプーラーは必須だった。
- 古いオイルは廃棄する。
- デイトナの塗料は塗りやすかった。
次回はフライホイールを外して、オイルラインのホース交換です。
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