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エイプを全波整流化!動画に載せられなかった細かい部分を紹介

こんにちは!ゆーまんです。

ホンダ・エイプカスタム・メンテナンスです。

先日、私のエイプを全波整流化しました。動画では簡単な紹介になっていますが、配線処理にかなりの時間が掛かっています。動画内では紹介しきれなかった細かい部分を詳しく説明したいと思います。エイプの全波整流化をやってみたい方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

カスタム作業は素人が行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。

▼エイプの全波整流化の動画はこちら

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全波整流化動画では説明しきれなかったこと①【ガスケット剥がし】

全波整流化する際にはエイプのエンジン左側(チェーン側)にあるジェネレーターカバーを開けます。

雨の中走ることを想定して水が入らないような設計になっていますが、エンジンとカバーの間には当然ガスケットが入っています。

エイプに使用されているガスケットは紙タイプですので破けます。

今回の動画ではガスケットが入っていなかった?のでサクッと作業は進みましたが通常の車両の場合はガスケットが張り付いています。

これをしっかり取り除いておかないと、後々面倒なことになるのでスクレーパーなど使ってキレイに掃除しておきましょう。

全波整流化動画では説明しきれなかったこと②【ジェネレーター取り扱いの注意】

ジェネレーターを外す際の注意事項があります。

クランクシャフトには「ウッドラフキー」という小さな部品が付いており、フライホイールをしっかりと取り付けする重要部品です。

ジェネレーターを外した勢いで落ちてしまう可能性があります。ジェネレーターを外す前にウッドラフキーを外しておくのが良いでしょう。私の場合はしっかりとくっついていたので、そのまま作業しました。もちろん外れていないかチェックは行っていますよ。

全波整流化動画では説明しきれなかったこと③【バッテリーの配置場所】

私のエイプの場合、ファンネル仕様にしているのでエアクリーナーBOXがありません。パワーフィルターもないので、シート下のスペースがスカスカです。

今回はこのスカスカな部分を利用して、バッテリーを搭載しました。

バッテリーを搭載するには、もちろんバッテリーケースが必要になります。エイプには純正ではバッテリーがありませんので(FI除く)バッテリーを置けるケースをどうするかかなり悩みました。

そこでバイク用品店にワゴンで安く売られていた「メーカー不明 モンキー用バッテリーケース」を使用しました。

YTR4Aサイズが収まる小さなケースで小さいエイプにはぴったり!あとは固定方法ですが、バッテリーケースの付属ボルト穴に合わせてアルミのマッドガードにドリルで穴を開けて固定しました。固定作業は今回手伝ってもらった黄色いおじさんこと「ま~やん」による力作です。

全波整流化では純正のレギュレーターは使用できません。全波整流化に対応したレギュレーターが必要になり、しかも純正より大きくなってしまいます。

シート下がスカスカな私のエイプでは問題ありませんでしたが、純正エアクリBOXを搭載しているエイプは注意が必要ですね。全波整流化対応レギュレーターは純正レギュレーターが付いていたステーのそのまま固定しました。

全波整流化動画では説明しきれなかったこと④【車体側配線処理】

エイプは元々はAC(交流)です。ジェネレーターで発電された交流の電気はストレートにメインハーネスへ流れます。

ジェネレーターから「白/黄色」に流れて、メインハーネスの「黒」と接続されています。これを切断しておかないと発電されたAC(交流)電源が流れっぱなしになってしまいます。

接続されている場所はリアサスペンションの上辺りを通っているメインハーネスです。「白/黄色」を切断し、メインハーネスから切り離しましょう。「黒」はショートしないようにしっかり絶縁しておいてくださいね。

切断した「白/黄色」はレギュレーターのAC(交流)入力へ接続します。短い場合は線を追加しましょう。

純正レギュレーターに刺さっている配線のひとつである「黄色」はテールランプへ繋がっています。新しいレギュレーターにそのまま取り付けず、キーシリンダーHOからの配線かメインハーネス「黒」に接続しましょう。

キーシリンダーには「BAT」と「HO」と表示された端子があります。純正ではここに何も接続されていませんので、新規で配線を引きます。

  • BAT → ヒューズ通ってバッテリーへ
  • HO → メインハーネス「黒」へ

今回はスイッチなど何も変更せずバッテリー化を行っているので、仕組みを理解すれば簡単です。キーシリンダーへのハンダ付けは振動でハンダが取れてしまう可能性があるのでガッチリ付けておきましょう。

今回施工した配線内容まとめ

文章で配線図を表すのは難しいので表にしてみました。

接続元 経由 経由 接続先
ジェネレーター白/黄色 メインハーネス黒との接続を切断 短い場合は配線を追加 レギュレーターAC入力
ジェネレーター新規配線     レギュレーターAC入力
バッテリー+ ヒューズ10Aか15A   キーシリンダーBAT
バッテリー+     レギュレーターDC出力+
バッテリー-     メインハーネス緑
キーシリンダーHO     メインハーネス黒とテールユニット黄色

う~ん・・・やはり言葉で説明するのは難しいですね。

キーシリンダーHOに接続した配線は、純正レギュレーターに刺さってたカプラーの「黒」と「黄色」の2本セットの配線に接続すれば大丈夫です。ここを接続するだけで、メインハーネスとテールランプへ電源が供給されます。

LED化やスイッチを追加していない場合、キーONでヘッドライト、テールランプ、メーターが全て点灯します。バッテリーの負荷を考えると電力消費が大きいヘッドライトはスイッチ付けた方が良いかもしれませんね。

全波整流化の作業をする場合はサービスマニュアルは必須です。純正の配線図を元にしっかりと接続していきましょう。

また、全波整流化の作業は自己責任ですので、よーく注意しましょう。

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