初期型グランドアクシスのレストア記録#2【キャブ・エアクリ編】
こんにちは!ゆーまんです。
前回、引き取ってきて現状の把握をしたYAMAHAのグランドアクシスですが、今回は実際に分解・洗浄を行っていきますよ!見た目通り中身も汚れているのか・・・逆に中身はキレイなのか・・・楽しみですね!
レストア作業は素人が趣味で行っています。作業する際は自己責任でお願いしますね。
ひとつ前の記事はコチラ「初期型グランドアクシスのレストア記録#1【引き取り編】」
【初期型グランドアクシス】エンジンの生死確認
まずはエンジンが生きているのか・・・死んでいるのか・・・それを確かめていきましょう。
圧縮を測る工具など持っていないので、キックスターターを動かして、マフラーやエアクリの音を確かめます。「シュポポ・・・シュポポ・・・」という音が鳴っていれば、おそらく圧縮はあるでしょう。マフラーの出口を手で押さえてみたり、確認の方法はたくさんあると思います。
きっちりと圧縮を測りたい方は、計測器を使ってくださいね。
たぶん・・・大丈夫でしょう!ということで、キャブやエアクリにアクセスできるように外装を外していきますよ。
シートを取り外します。シートロック解除するとシートの付け根に10mmのナットが2つあります。それを外すとシートが外れます。
外装(白く塗られている部分)は全て使い物にならないので、豪快に外します。インナーカウルは使える状態のモノがあるので、ネジ取り付け部分を割らないように外装を外します。ボルト、ナットなどのネジは無くさないように注意です。使えるものは使いますよ!
うーん・・・汚い・・・さすが数年放置された車両である・・・
【初期型グランドアクシス】エアクリの状態確認
エアクリーナーはマフラーとは逆側のサイドに付いてます。
プラスネジとキャブレーターと駆動系ケースにホースバンドで止まっています。エアクリーナーBOXを固定しているプラスネジを外してからホースバンドを外すとやりやすいでしょう。
エアクリBOXを開けてみましょう。
これは意外・・・腐ったスポンジが出てくるかと思いきや、純正風のしっかりとしたフィルターが出てきました。汚れはあるものの、劣化してボロボロに崩れるということはないです。
2ストの場合、キャブからの吹き替えし?でエアクリフィルターがオイルでベットリしてボロボロになるイメージがありますが、今回のグランドアクシスは大丈夫なようですね。
洗えば使えそう?と感じましたが、すでに新品を注文した後だったので諦めて廃棄しました。
【初期型グランドアクシス】キャブの状態確認
エアクリBOXを外すと口を開けた姿が見えるキャブレーター。エンジンへと続くインシュレーターに接続されています。ホースバンドを緩めると抜くことができますが、その前にやることがあります。
初期型グランドアクシスの場合、キャブレーターには色々なホースやワイヤーが繋がっています。それを外さないとキャブレーターが外せません。
- ドレンホース
- アクセルワイヤー2本
- オイル供給ホース
- ガソリン供給ホース
- ガソリンタンクへの負圧ホース
- オートチョークの配線
■ドレンホース
キャブレーター内のフロート室と呼ばれるガソリンを貯めておくタンク?のような箇所があるのですが、まずはそこからガソリンを抜いておきます。底にあるプラスネジを緩めるとドレンホースからガソリンが出てきます。
■アクセルワイヤー2本
プラスネジ2本で固定されています。ワイヤーの先端が引っかかっているので、そこを外すとワイヤーが抜けます。外したネジは無くさないようにしましょう。
■オイル供給ホース
オイル供給ホースも抜きます。オイルポンプで動かしているので、抜いても大丈夫です。こちらもガソリン供給ホースと同じくホース内のオイルが出てくる場合があるので、ウエスなど予め用意しておきましょう。
■ガソリン供給ホースと負圧ホース
初期型グランドアクシスの場合は、ガソリンタンクからのガソリン供給はキャブレータからの負圧によって行っています。ですので、キャブレータに刺さっているガソリン供給ホースは抜いても大丈夫ですよ。ホース内に残っているガソリンが出てくる場合があるので、ウエスなど用意しておくと良いかもです。
■オートチョーク配線
キャブレータから出ている配線の先にカプラーがあるので、抜きましょう。一度も外したことが無い場合は固くなっている可能性があります。割らないように注意しましょう。
【初期型グランドアクシス】エアクリ・キャブの清掃
オイルでベットリと汚れていましたが、パーツクリーナーとブラシで洗浄しました。
キャブレーターはパーツクリーナーで外側を洗浄すると新品のようにキレイになりますよね!これは、キャブレーターを洗浄したことがある人にしか分からないかな・・・
部品を無くさないようにバラバラに分解し、キャブクリを使って洗浄します。ゴムのガスケットはパリパリに劣化していたので、廃棄しました。新品を注文済み。
穴という穴全てにキャブクリを吹きました。極めつけはフロート室にメインジェット、スロージェットなどの細かいパーツを入れて「キャブクリ漬け」にします。私は、この状態で1日放置しました。
エアクリBOXは中性洗剤でゴシゴシ洗って終わりです。
まとめ
数年放置の事実や見た目の汚さに反して、キャブとエアクリの中身はキレイでしたね。ガソリンが腐った臭いもしないので、入っているガソリンが使えたらラッキーですね。
- エンジンの圧縮は大丈夫そう。
- エアクリフィルターは腐ってなかった。
- ガスケットは死んでいるがキャブ内は意外とキレイだった。
次回はエアクリ、キャブの取り付け。果たしてエンジンは掛かるのか・・・!?
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