ガレージにホンダのトゥデイがやってきた!#4【ディスク化への道】その1
こんにちは!ゆーまんです。
今回は、ホンダのTODAYをカスタムします。以前、部品取りとして頂いたライブディオZXの純正パーツを使用して、TODAYのフロントブレーキディスク化に挑戦!車両に取り付ける前に、ライブディオZXの部品のオーバーホールを行います。初めての作業に戸惑いながら作業してきたので、詳しく解説していきます。
▼前回のTODAYレストア&カスタムが気になる方はこちら
TODAYをディスク化する経緯
以前、友人(ま~やん)の引っ越しを手伝った際に、数年放置されたライブDIO-ZX(AF35)を頂きました。
欠品部品も多く、エンジンもブローしている状態なので、そのまま直して乗るつもりはなかったので足回りだけ流用しようと考えました。ほぼパーツが揃っている状態なので、TODAYのフロントブレーキをディスク化してみようか!と話しが進み、作業に着手した感じです。
中古部品でフロント周りを一式購入するとそこそこの値段するのと、大きいし重いので送料も無駄になってしまいますよね。状態が分からない中古部品より、知っている人が乗っていた車体パーツの方が信頼度も高いです。
▼部品取りのライブDIO-ZX(AF35)の分解作業を詳しく知りたい方はこちら
AF35ライブディオのフロント周りを使う
車体から外したパーツたちをオーバーホールするために分解・清掃していきましょう!
- ホイール
- フォーク
- ステム
- アクスルシャフト
- スピードメーターギヤ
- ブレーキキャリパー
- マスターシリンダー
マスターシリンダーは劣化が酷く、とても使える状態ではなかったため残念ながら破棄しました。
AF35ライブディオのフロントホイールベアリングを外す
今回の作業は友人(ま~やん)に手伝っていただきました!(ほとんどやってもらった笑)
まずはAF35ライブディオのホイールに付いているダストシールを外します。ダストシールは新品に交換するため、マイナスドライバーで強引に外します。
テコの原理でちょっと持ち上げるだけで外れます。
ベアリングプーラーを使い、古いベアリングを外していきます。
以前、NSR50ホイールのベアリングをマイナスドライバーで叩いて外そうとしましたが、サビで固着しており、非常に硬くてお手上げ状態だった時に買ったベアリングプーラーです。
ベアリングプーラーなんかあんまり使わないかもな~と思っておりましたが、ホイールベアリングを外す機会が多く、とても活躍しております。
ベアリングプーラーを使うと簡単にベアリングを外せます。
画像の様にプーラーにベアリングがくっついて外れます。ベアリングプーラーの使い方は取説に丁寧に記載してあるので読んでみてください。
メーターギヤ側はベアリング位置が浅く、ベアリングプーラーをそのまま付けるとベアリングを抜け切ることができませんでした。
ガレージあった適当な木っ端で土台を作り、高さを出すことでベアリングの引き抜いています。
適当な木っ端はジャッキアップなど間に何か挟みたい時にとても便利です。2~3枚取っておくと良いでしょう。
AF35ライブディオのタイヤを外す
続いてタイヤを外します。
今回のタイヤは劣化でタイヤのサイド部分がひび割れし、空気が抜けている状態です。空気が入っている場合は、しっかりと空気を抜いてからタイヤを外す作業に入りましょう。
ビードブレイカーを使い、タイヤのビードを落とします。テコの原理でサクッと落ちます。とても便利なツールですね。
表と裏全てのビードが落ちたらタイヤレバーを使って、ホイールからタイヤを外していきます。
ある程度タイヤが外れてきたら、グッとチカラを入れてタイヤを引き抜きましょう。
これでホイール単体になりましたね。
AF35ライブディオのフロントフォークを分解
ここからはライブディオZXのフロントフォーク(通称:金フォーク)を分解していきます。
基本的な構造は正立フォークで、一般的なフロントフォークと同じ作りです。
フォークのトップに取り付けてある樹脂のキャップを細いマイナスドライバーで外します。ここのキャップも新品に交換しようと考えておりましたが、廃盤のようで手に入りませんでした。
次にフォークの底にあるボルトを六角で緩めておきます。外してしまうと後の作業がやりづらくなってしまい、緩めすぎるとオイルが漏れてくるので注意です。
AF35ライブディオZXのフロントフォークを分解する上で一番しんどいであろう作業がこちら!
トップキャップを外した下にあるスプリングを固定しているキャップです。このキャップは「Cリング」で固定されています。
「Cリング」を外さないとキャップが外れないわけですね・・・。
画像でも分かる通り、内側だけ押し込んでCリングをマイナスドライバー等で外す感じです。今回は2人いるので役割を分担させて作業を行っていますが、これ1人でやろうとしたら相当大変ですね。
なんだかんだ「Cリング」を外すことに成功しました。この時点でフロントフォーク分解は8割ほど終わったと言っても過言ではないと思います。
上部のキャップが外れたらスプリングを取り出し、フォークオイルを完全に抜き取ります。
底の部分にあるボルトを外し、フォークインナーも取り外してパーツクリーナーで全体をキレイに洗浄しましょう。
オイルシールはマイナスドライバーを使って、テコの原理で外しました。少々固着しておりましたが・・・。
分解したパーツを全てパーツクリーナーで洗浄して、分解作業は終了です!
- ゴム類全て(ダストシール・オイルシール・キャップOリング)
- ピストンリングと呼ばれるダンパー部分にある斜めに切込みがある金属製リング
- フォーク底のクラッシュワッシャー
- フォークオイル
外すのに苦労したトップにあるCリングは特に摩耗していないので、そのまま使うことにしました。
インナーチューブに点サビと塗料の付着が少々気になりますが、磨けば大丈夫でしょう!
AF35ライブディオのブレーキキャリパーを分解
最後はブレーキキャリパーです。
なかなかに使い込まれたブレーキキャリパーですが、果たしてキレイになるのでしょうか?
外せる部品は全て外します。
サビや汚れが固着している部分もあり、分解するのに少々苦労しました。特にパッドピン、キャリパーサポート、キャリパーサポートから出てるピン、キャリパーを支えるボルトのサビがひどい状態。
ブレーキキャリパーの内部は特にサビや損傷もなくキレイな状態で安心しました。
友人のま~やんがキャリパー本体をボンスターを使って、洗浄を行っています。
その間に私はキャリパーサポートの汚れを軽く落として、シャーシブラックで塗装。ボルトのタップ部分に塗装が入らないように詰め物をしておきました。
ピカピカに洗浄されたキャリパー本体!!すごくキレイになりました!素晴らしいですね~
ま~やんありがとー!
ボンスターを使ってホイールを洗浄する私。ブレーキパッド汚れが落ちてくれるといいなぁ。
無事に分解が完了したブレーキキャリパー。ブリーダーキャップが付いてますが後ほど外しました。
- ゴム類(ピストンダストシール・オイルシール・ブリーダーキャップ・キャリパースライドキャップ)
- キャリパーピストン
- ブレーキパッド
- キャリパーボルト
- キャリパースライドボルト
- パッドピン
- パッド支える金具
- ブリーダーボルト
キャリパー本体とキャリパーサポート以外全部交換って感じですね笑
程度の良い中古品か某大陸製のコピー品を使えば安くあがるのですが、勉強も兼ねてフルオーバーホールを決断しました。
今回活躍した工具
今回の作業で大活躍した工具や道具を紹介したいと思います。
特殊な工具ももちろん便利ですが汎用性が高い工具は持っていると色々と便利です。今まで紹介はしていませんが私達が作業している中で何回も登場していますよ!
ボンスター製:ソープパッド
今回、フロントフォーク、ブレーキキャリパーを分解したあとの掃除にすごく活躍した工具?道具?はボンスターのソープパッドです。
特にキャリパー本体はとてもキレイになりました。
細かい金属タワシに洗剤が塗布してあるタイプで、ガンコな汚れを落としてくれます。気を付けなければいけないポイントは金属を使用しているので、メッキ加工された部分や光沢がある部分には使えません。汚れは落ちても、細かい傷だらけになってしまうでしょう。
ガシガシと汚れを落としたい時に活躍してくれる頼もしいタワシです!
アストロプロダクツ製:ミニマイナスドライバー
ライブディオZXのフロントフォークに付いている【Cリング】を外す際に大活躍しました。
フロントフォークのトップ部分をしっかり固定している重要パーツで結構しっかりと溝にハマっています。ミニマイナスドライバーでわずかな隙間からCリングを引き出しました。
マイナスドライバーは太すぎても小さすぎてもダメなので、細いけど丈夫なタイプは1本あると何かと役に立ちます。工具箱に入れておいてはいかがでしょうか。
まとめ
特に不便をしていなかったTODAYのフロントブレーキを部品があるからと言ってディスク化に踏む混んでみました。ライブディオZXの部品を分解しながらも、上手く完成できるのか不安です。流用するパーツは経年劣化はあるものの、オーバーホールすれば使えそうですね!純正流用でTODAYがディスク化できるか楽しみにしててくださいね。
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