部品取りのライブDIOーZXをバラし始める!使える部品はあるのか!?#2
こんにちは!ゆーまんです。
ホンダのライブDIO-ZXの部品取り車両に触るのは2回目ですね。
前回はカウル部分の分解がほとんどでしたが、今回は内部パーツを外していきましょう。フロント足回りの移植確定しているので、パーツの状態を確かめながら必要な部品と不要な部品に分別します。数年放置された車両から使えるパーツは出てくるのか楽しみですね。
作業は素人が行っています。作業内容を参考にするのは嬉しいのですが、全て自己責任でお願いします。
▼前回のライブDIO-ZXバラし作業はこちら
前回の続きからライブDIO-ZXの分解作業を始める
前回はカウルや灯火類、シートなど外装の大きなパーツを外しました。
まだフロント部分にカウルが残っているので、そこから外していきましょう。それにしてもタンクのサビがヒドイですね。水が溜まっていたのでしょうか。他の部分よりサビの色が多い気がします。
リアブレーキのレバーとレバーホルダーは先日ま~やんのアドレスV100へ移植しました。
▼リアブレーキレバーホルダー(サイドブレーキ付き)をアドレスV100へ移植!詳しくはこちら
インナーカウル、アンダーカウルを外しました。
コンビニフックのプラスネジボルトがサビで固着しており、ネジ山をナメてしまいそうなので叩いて回すインパクトドライバーを使用しました。
樹脂パーツ同士のネジ止めなら固着することはないですが、フレームに直接止まっている少し大き目のネジは危険ですね。ナメないように慎重に外しましょう。
フロントブレーキのマスターシリンダー、キャリパー、リアブレーキワイヤー、アクセルワイヤーも外しました。
DIO-ZXを触るのは2回目なので知らなかったのですがアクセルワイヤーは途中から分岐しており、オイルポンプに繋がっているのですね。キャブとオイルポンプの両方を同時に動かしているようです。これは調整が面倒そうな感じですね。
ライブDIO-ZXで移植したいパーツはフロント周り
AF35のDIO-ZXはフロント足回りが非常に魅力的です。
ゴールドのアルミキャストホイールやオイルダンパーのフロントフォーク、そして片押しワンポットブレーキキャリパー!これがセットで付いています。
某オークションやフリマサイトではなかなかの値段で取り扱われていますよね。他の車種への移植も手軽なので、人気が高いです。
人気が高いのでアフターパーツも充実しています。大径ブレーキローターやブレンボキャリパーを搭載できるようになるキャリパーサポートなど色々なパーツが販売されているのも特徴です。
今回はホンダのTODAYにこちらの足回りを移植させる予定です。
ステムシャフトからごっそり移植となるため、結構大掛かりな作業となるでしょう。その前にパーツのOHを行いますけどね。
分解する際に状態をよく観察しておくことが大事です。
フロントフォークはインナーパイプには少しサビが発生しています。ボトムする部分は生きているようなので磨けばなんとかなりそうですね。三又部分はサビて赤茶色になってますね・・・。磨いて塗装となるでしょう。
ブレーキキャリパーはOHするか、中古で程度の良いものに交換するか悩みどころですね。
ライブDIO-ZXのオイルタンクを外す
ライブDIO-ZXを保管していた場所の下に少しオイルが垂れた後がありました。量は少ないですが漏れているようです。
このまま保管してもまたオイルが垂れてしまうので、オイルタンクを外すことにしました。ビニールテープでぐるぐる巻きにしているところもあり、謎が多いです。
リアインナーフェンダーにオイルが垂れた後があり、オイルタンクの外周はオイルでドロドロです。
特にタンク自体はヒビ割れなのでオイル漏れはないようです。どこからオイルが滲んでいるのか謎ですね。中に入っているオイルは古いものなので再使用はせず、オイル処理BOXへ流し込みます。
これでオイルで下が汚れてしまうことが無くなりましたね。
ライブDIO-ZXのエアクリとキャブを外す
フロント側はほとんど分解が完了したので、次はエンジン周りをバラしていきましょう。
まず手を付けたのがエアクリーナーBOXです。駆動系やキャブにアクセスするには、この大きなエアクリBOXを外さないと作業が捗りません。
ほとんどプラスドライバー1本で外れます。外せるネジ外してキャブからポコッと引き抜けばエアクリBOXの取り外し完了です。
キャブはインマニ側からボルト2本で止まっています。ガスケットが張り付いている場合もあるので、あまりチカラいっぱい引っ張ると危険ですよ!
だんだんと骨組みだけになっていく姿はちょっと寂しいですね。
私はこのスタイルは結構好きで、フロント部分なんてワイルドじゃないですか?この状態でヘッドライトやウインカーを付けて乗れたら面白そうですよね!
車体はガレージ内を移動させるので、フロントとリアのタイヤは外しません。毎回毎回持ち上げて動かすのは大変ですからね~
ライブDIO-ZXの駆動系を外す
駆動系を開けるのはドキドキしますね!
どんな状態なのか、社外パーツが入っているのか、生きているのか、死んでいるのかワクワクが止まりません。ボルトを数ヵ所外すとカバーが外れます。
セルモーターにギヤが嚙み合ってなかなか抜けないので、少しカバーを動かしながら抜くとスムーズに抜けました。
パッと見た感じ、サビはあるが使えそうな雰囲気です。
ケース内はベルト、クラッチカスがたくさん付着していました。これはあまり掃除していなかったのでしょうか。駆動系カバーとの間にあるガスケットがしっかり仕事をしていたので、水の侵入はないようです。
プーリー、クラッチなど外してじっくり観察
クラッチ、プーリー、ベルトを外しました。
プーリーはとてもキレイですが、クラッチはサビが出ていますね。プーリーの裏に刻印が何もありません・・・。ノーマルだと何か刻印がありそうですが、どうなんでしょう?ウエイトローラーは白色が入っています。純正品はブラックだと思ったので、やはり社外品なのでしょうか?
ウエイトローラーは消耗品ですが変形しているレベルではないので、普通に走れるでしょう。
クラッチ板も残っているので、駆動系の状態としては良い方ではないでしょうか。
クラッチのヤレ具合から見てプーリーが非常にキレイです。やはりこれは社外品なのでは?
プーリーの中に茶色いオイルのような液体が少し溜まっていました・・・。クランクシャフトのオイルシールからオイルが滲んでいるのでしょう。
クラッチ板はサビサビですが状態は良いようです。見た感じ不具合はなさそうですね。
ベルトに関しても摩耗が少なく、まだまだ走れそうな感じです。「massimo」はどこのメーカーなのでしょうか・・・商品名?一応日本製のようですね。
ベルトについて調べました!「グロンドマン」というブランドのmassimoというベルトのようです。スクーターのベルトは色々ラインナップがあるようですね!勉強になりました。
グロンドマンから「ドライブキット」として、ベルト、プーリー、ウエイトローラー、スライドピースが付属されたセットが販売されていたようです。もしかしたら、そのキットを搭載したのでしょうか?
キットの内容をみるとウエイトローラーがホワイトで、ウエイトローラーを抑えるランプレートがブラックです。うーん・・・だんだんこのキットのような気がしてきましたね。
▼グロンドマンのドライブキットの詳細はこちら
ライブDIO-ZXの駆動系内部の状況
駆動系のケース内はだいぶ汚れていました。
ベルトカス、クラッチカスなど黒い粉のようなものがびっしりと張り付いています。エンジンをOHするなら、ここは洗浄する必要がありますね。
クランクシャフトもドライブシャフトもスプラインは生きています。無茶な使い方はされていないようで安心しました。
ケース内にもオイルが溜まっている場所がありました。画像が暗くて分かりづらいですがケース内の向かって左下あたりです。少し光の反射で光っているのが分かると思います。
紙ウエスで拭いてみると茶色いオイルような液体でした。クランクシャフトのオイルシールが劣化し、回転と同時に少しずつ滲んできたのでしょう。オーバーホールするならオイルシールは要交換ですね。
まとめ
機械ものを触るのは本当に楽しいですね!DIO-ZXをなんとなくは知ってるものの、触るのはこの車両が初めてで色々と勉強しながら分解しています。この車両をバリっと乗れるようにキレイに直すとなるとそこそこのお金が掛かりそうですね。今回は分解のみでしたが、エンジンの行く先が決まっていません。もしかしたらオーバーホールするかも!?
次回はフロント足回りとフレームからエンジンを降ろす予定です。
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